日本の家電と歴史
家庭の電化製品、略して「家電」とよばれるものは、私たちの日常に必要不可欠の当たり前のものとしてありふれています。2011年3月11日に起きた東日本大震災の時に、多くのものが失われました。尊い多くの命と共に、私たちの日常にあって欠かせない生活用品もなくなり…。被災地だけでなく、その周辺の地域の人たちが苦労したといわれているのが、水や電気。飲み水もそうですがトイレやお風呂も水が無くてはままなりませんし、電気の普及に時間がかかり電化製品を使う事が困難な状況に陥っている地域は少なくなかったでしょう。家電というものがいかに私たちの生活で大切なポジションにあるのかという事と同時に、家電製品への依存を痛感した時でもありました。今や生活の一部となっている家電は、いつ頃から私たちの側に当たり前にある様になったのでしょうか。戦前の家電といえば本当に少なく、白熱電球や扇風機など少数。戦後の高度成長時代に入り、一気に日本メーカーの技術で多くの家電が家庭に復旧するようになってきます。そのときのマスコミの影響で「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」が、「三種の神器」と呼ばれブームに。その後、次から次へと猛スピードで多くの家電を生み出していったのです。しかし、1970年代に起きたオイルショックを切っ掛けに、日本では省エネルギー化が進み、「省エネルギー家電」なるものが登場。そして時代を追うごとに、家庭用ゲーム機や携帯電話、インターネットなどの開発が進む一方、環境問題も考えられていきます。省電力エアコンや排気の綺麗な掃除機などですね。この約60年の間に、私たち日本における電化製品は急速な進歩を遂げています。しかし、その一方で便利さへの依存と環境問題がネックになっている気がしてなりません。開発が進み、生活で色々な事がスムーズに進む事はいいことであるかもしれませんが、戦前日本人がせっせと手作業でしてきた事や、汗水流して働いたという事も、今やどこか忘れられているような気がします。便利と引き換えに怠惰になるのは少し悲しい。これからの開発の中で私たちが、本当の意味で家電と上手に付き合っていき、依存しすぎずに自立した生活が出来るようにしたいものです。
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